学長あいさつ

ようこそ日本歯科大学東京短期大学へ!

  •  入学を希望される皆さんにこのページを通じ、日本歯科大学についてしっかりお伝えし、また大学生活とはどんな意義のあることかを感じて頂きたいと思っています。

    日本歯科大学について

     日本歯科大学は、明治40年(1907)6月、公立私立歯科医学校指定規則に基づくわが国最初の歯科医学校として創立されました。日本の歯学は私学によりその歴史が始まりました。日本歯科大学の建学の目的は、「学・技両全にして人格高尚なる歯科医師の養成」です。これを引き継ぎ東京短期大学では、「心・技・体が調和した人間性豊かな歯科医療スペシャリストの育成」となりました。簡単に言うならば、学問と技術をしっかり身に着け、人としていい人を目指すということ、そしてその道のスペシャリストになるというものです。

 そこで具体的なお話になりますが、「学・技」の教育は本大学に任せればよいでしょう。毎日の積み重ねにより、間違いなく充実した勉強をしていくことができると信じています。国家試験に合格することが目的ではありません。それは手段です。その先にある将来何をしたいかが皆さんの目的です。入学後、世界最大ともいえる日本歯科大学の持つすべての環境からそれを見つけてください。もう一つの「人格高尚、人間性豊か」を磨くこと。私の思ういい人づくりの一つは、人と触れ合うこと、社会と触れ合うことだと、これまでの経験で感じています。
 私は、日本歯科大学に入学してから約40年以上になりますが、この恵まれた環境で多くの経験を積み、多くの人と触れ合うことができました。そして社会で医療従事者の一人として生きることの実感を得ることができました。

世界最大の歯科大学である

 日本歯科大学は歯科医学の総合的大学として、新潟と東京の両キャンパスを合わせて、2つの歯学部を有し、2つの大学院、3つの附属病院、2つのクリニック、2つの短期大学(東京短期大学・新潟短期大学)、および博物館(新潟キャンパスの「医の博物館」)を擁し、学生総数約2,000名、専任教職員数約1,000名、および卒業生総数約20,000名を数えます。本学は、紛れもなく世界最大の歯科大学といえるでしょう。
 このチームは時代の流れに乗って進んではいません、5年後10年後のために社会を牽引する考えで前に向かっております。
 そこで、学ぶこと、そこを卒業すること、そして校友と連携すること。その価値について考えてみてください。

「生命歯学」の意味すること

 日本歯科大学は、平成18年(2006)4月、学部等の名称を『生命歯学部』(新潟キャンパスは『新潟生命歯学部』)に変更しました。これは、歯科医学は生命体を学ぶ学問であり、歯科医療は生命体への医行為であることから、生命科学のレベルに相応しいネーミングとして、生命という2字を冠したのです。歯科は命と向き合う医療であり、そのことは最近の多くの研究によっても証明されるようになりました。口腔の健康管理が、重大な疾患の発症の抑制に大きくかかわる、つまり歯科が命にかかわる医療という認識です。
 口腔健康管理(口腔機能の管理、口腔衛生の管理、口腔ケア)は、歯科医師、歯科衛生士、歯科技工士が協働して行い維持していくものです。日本における健康に関するキーワードは、「健康寿命の延伸」だと考えます。生まれてから亡くなるまで、人の一生に歯科が関わります。つまり「口腔健康管理」が重要な要素であり、これを深く勉強していくのが歯学だと思います。

目指すもの

 生きることは食べること・話すこと、生きることは老いること。すべてのライフステージに歯科が重要な関わりを持ちます。歯科衛生士は口腔衛生管理のプロフェッショナルを目指します。歯科技工士はこれまでの技術に加え「デジタルデンティストリー」を目指します。本年度より最新最先端歯科医療機器の専門家による特別授業「将来へ夢を持てる授業」も企画しました。どうぞ人々の笑顔のために、歯科の世界に入り意義ある職業として一緒に活動してみませんか。
 また、大学生活そして将来に関連することですが、大学に入っても、今している趣味や活動を続けていくこと、これから始めることも意義があることだと思っています。歯科の業務と他の活動、仕事を両立するケースも目にし、なかには歌手、芸術家、ダンサーなどで活躍している方もいらっしゃいます。ちなみに、私は大学の教授になる20年以上前に茶道の教授となっており、そのほか居合道、書道も続けました。これらはしっかりと私の人としての成長におけるビタミン剤になったと確信しています。

 最後になりますが、本学をよく知っていただくために、本ホームページ以外に大学案内冊子を用意し、またオープンキャンパスや学校相談会を実施していきます。
 皆さんと来年4月に大学でお会い出来たら、一緒に語りましょう。大学生活で一番大切なことを。

学長 小林隆太郎

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